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失恋記念日




AM 10:00 【普段より少し遅めの起床】


 ちょうどよく休みだったから、10時に起きた。外はぴかぴかに光る晴天で、半開きにしたカーテンから細い太陽光が洩れている。あたしはそれを眼をこすりながら見て、大きく伸びをした。ついでにうつぶせになって、ネコのポーズ。なんとなく、にゃあんと鳴いてみたけれど、起きたての声は掠れていて可愛くもなかったから、布団を蹴ってベッドから下りた。
 そんで、綺麗に布団を揃えてから、顔を洗った。洗顔料をたっぷりと泡だてて、ぬるま湯で綺麗に洗い流す。鏡の中のあたしはえらくぼんやりとしていて、残った眠気を拭うように冷水でぴしゃりと顔を打った。それから、パジャマにしてるくたくたになったシャツとジャージを脱ぐ。タンスから一番お気に入りのブラジャーを選んでつけて、一番お気に入りのワンピースに袖を通した。外はすこし寒いんだろうから、厚めのタイツを履く。
 時間をかけてゆっくりとメイクをしている間に、TVをつけて短編ショートムービーを見た。知り合いの知り合いが作ったというその映画は、無理矢理買わされたもの。ながら作業で見ていると、主人公の女の子が、急に図書室を荒らし回る場面が眼に飛び込んでくる。「あたしは生きてるんだー!」女の子が叫んだ。なんだそりゃ。ちょっと吹き出すと、アイラインがよれそうになって、慌てて軌道修正。よし、大丈夫。ビューラーで念入りに睫毛を上げて、友達にもらってから一回も使わなかったつけ睫毛を添える。何度か瞬きして、鏡の中のいつものあたしが完成した。(あ、だめだめ、チーク忘れてる。)あたしはあたしに微笑んで、少し盛り上がった頬の部分にチークを付ける。完璧。



AM 10:45 【カフェでモーニングセット】


 駅前に新しくできたカフェは、おしゃれでかわいいところだった。外見はレンガ造りのお屋敷みたいで、まさに女の子の夢がつまってるみたいなカフェ。店内も綺麗で質素で、ぬるいピンク色がよく映えた。店員さんはみんな清潔そうで、笑顔も素敵。あたしの中で今のところカフェランキング1位ですよ、この店。お水を持ってきてくれたウェイトレスさんに心の中でそう言って、モーニングセットを注文した。あたしはモーニングセットなんか頼まないんだけど、今日は特別。
 11時までやっているというモーニングセットは、やわらかくておいしいパン2枚と、それに乗せる自家製ストロベリー・ジャムとチョコレートムース、無農薬野菜を使ったしゃきしゃきの野菜サラダに、甘いコーンスープ、そして豆からひいたというエスプレッソ、というメニューだった。どれも美味しくて溜息が出そうになる。ああ、モーニングセットってこんなに美味しいんだ。余すところなく食べつくして、最後にゆっくりとエスプレッソを飲んだ。ガラス張りの向こうにある下界は喧騒や雑踏に包まれていて、まるで別世界のように感じる。せかせかと歩くスーツの男性、手首の内側にした時計を見ながら走る女の子。世界はいつも猛スピードだ。(でもあたしは今、飛ぶように自由!)



AM 11:30 【散歩がてらの雑貨屋さんめぐり】


 カフェを出てから、あてもなくぷらぷらと歩いていると、見たことのない道に出てしまった。あれ迷ったかな、と思いあたりを見渡すと、向こうの方に高いビルが見える。あ、あれ、うちの会社のビルだ。うん、大丈夫。そのまままっすぐ進んで、右に曲がり、今度は左に曲がってみると、小さな看板がいくつも並んでいる道に出た。おお、雑貨屋さん通りだ。
 ぽつりぽつりと並ぶ雑貨屋さんの数は、5つだった。一件一件に入り、時計を付けてみたり、ピアスを耳元にあててみたり、指輪を薬指にはめたりして遊ぶ。かわいいピアスがひとつ、3件目で見つかったので、それは購入した。1800円。(安くない、安くないけど、今日はいいの。)自分を納得させて、その場でピアスをつけさせてもらった。パーマをゆるくアレンジして結んだ今の髪型によく似合っていると、店員さんが褒めてくれて、いい気になってお店を出た。
 5件目では、そういえばと思いだした友達のエリーに渡すプレゼントを買った。小さいハートがふたつ繋がっている、赤いネックレス。金色のチェーンも細いから、あの子の白い肌に合うだろう。エリーが喜ぶ顔を想像しながら、かわいく包んでもらった。大事に大事に鞄に収める。



PM 13:00 【本屋さんへ】


 会社のビルを目標にしながら、来た道を帰って、よく利用する本屋さんに入った。そこは家から近くて、しかも結構品揃えがいい。あたしの好きな作家の新刊が出ていたはず、とコーナーを覗いてみると、ちゃんとそこに積まれていた。ひとつ手に取って、引っ繰り返してあらすじを読む。
『「私は生きる意味を見失ったのです」洋司は、図書館でそう嘆く女性に出逢った。彼女のことをなにひとつ知らないのに、なぜか惹かれてしまう洋司。洋司には付き合って2年経つ彼女、小夜子がいたが、小夜子は精神障害に悩み日々洋司に暴力を振るうようになる・・・。』
 ここまで読んで、あたしは少し笑ってしまった。また図書館かよ、みんな図書館好きだなあ。そういえば耳をすませばも図書館の出逢いよね。上から3番目の本を取って、ユーミンの「ルージュの伝言」を脳内で口ずさみながらレジに向かった。(あっの人の、ママに逢うために~、)あ、ママの声、久しぶりに訊きたいな。



PM 13:30 【公園のブランコで】


 本を買ってから、すぐ近くにある公園のブランコに乗って、携帯電話を取りだした。やんわりと足を動かして、低い位置にあるブランコを動かしながら、ママの携帯にコールする。ママは4コール目の途中で、「はーい」と声を訊かせてくれた。
「ママー、元気? あたしよ」
「あたしあたし詐欺。私は引っかからないわよ」
「はいはい。わかってるって」
「どうしたのよ電話なんて、珍しい」
「いや、久しぶりにね、ママの声訊きたくなって」
「・・・何かあったの? 元気ないじゃない」
「ウソー! ちょう元気だよ、お腹いっぱいだし」
「そーお? まあ、深くは訊かないけど、あんた、無理しちゃだめよ」
「だからなんにもないってばー。心配症だなあ」
「娘の事が心配じゃない親がどこに居ますか。年末は帰るんでしょ?」
「もちろん。パパにも逢いたいしね!」
「伝えとくわ」
「じゃ、またねママ。今、外だから」
「元気でやんなさいよ、あ、連絡もマメにしなさいね、じゃあ」
 ママはすこし早口に言って、電話を切った。こういうとき、親って妙にするどい。なんなんだろう、この、血筋のカン、ってやつ。きしきしと錆びたブランコが鳴いて、そろそろ降りてとも言いたげにあたしを突っぱねた。あたしもその気だったっての、なんて呟きながら、また歩き出す。(バスルームに、ルージュの伝言~、)



PM 14:00 【ニーナ】


 本屋さんの隣にある、レンタルビデオ店は、大手チェーンで有名なところだった。青い看板に黄色い文字、太陽に光ってすこし眩しい。この春に買ったヒールを鳴らしながら入店すると、一番に眼に飛び込んできたのは、お店の制服を着て、プラスチックのケースを抱えているニーナだった。
「えっやだ、ニーナ!」
「わーびっくりした、久しぶりじゃん」
びっくりした、だなんて言ったわりに、ニーナは唇の端をすこしあげて笑っただけだった。ニーナとは高校の同級生で、なんとなーく一緒にいて、なんとなーく交流が続いている、数少ない友達のひとりである。
「ねえ髪型変えた? あ、色か」
「両方。切って、明るくしたんだ」
 のんびりと歩きながらも、DVDがたくさん並んだ棚を確認しながらニーナは歩く。数字で言えば、ニーナの身長はあたしとおんなじなんだけど、ニーナはいつもしゃんとして歩くから、あたしの方が小さく見えた。でも今は、ヒールを履いたあたしのが上だ。ニーナの頭はつるんとしたキューティクルに覆われていて、やや明るめの茶髪がミディアム・ボブに揺れている。
「ていうか、いつからここで働いてんの?」
「えー、先月・・・かな」
「気付かなかったよ」
「よく来るんだ?」
「家近いもん」
「そーだっけ」
あたしたちが遊ぶ時は、いつもニーナの家に行くようにしていた。だからニーナは、あたしの家を覚えていないんだろう。今度はあたしの家に招いて、得意な料理でも作ってあげようかな。(カレー、たこ焼き、ホットケーキ・・・、)ニーナはプラスチックケースをDVDのパッケージに戻している。
「あ、ねえ、おススメは? 思いっきり、笑えるやつ」
「笑えるやつか。邦画? 洋画?」
「どっちでも」
「じゃあショーン・オブ・ザ・デッドかな。あほだよ」
「怖いの?」
「ちょっとグロいけど、あんたグロ系は平気でしょ?」
あたしが頷くと、ニーナはこっち、と言って店内を速足で歩きだした。この迷路みたいな広い敷地を、ニーナの黒いハイカットシューズが踊る。ニーナの後姿はいつも凛としていて、あたしは、結構、彼女のことが好きだ。(本人には言わないけど。)



PM 15:00 【おやつの時間】


 ニーナの言う映画と、邦画で人気だというものをそれぞれ借りて、ちょうど休憩に入るニーナと外に出た。ニーナは制服の上着を脱いで、ヒョウ柄のマフラーを首に巻いている。白いシャツにそれが良く合うから、少しおかしくて笑ってしまった。ニーナはあたしのワンピースの裾をぴらっとめくって嫌がらせをしながら、裏路地に行こうと言う。
「なにがあるの?」
「ケーキ屋さん。最近できたんだけど、美味しいよ」
「いっくー!」
モーニングセット以来、小腹も空いてきたころ。ニーナみたいにスレンダーじゃないあたしは、普段なら我慢するケーキを食べることを即決した。だって今日は特別なんだもん。ニーナの後姿を追いかけながら、「やさしさに包まれたなら」をハミングした。

「小さい頃は神様が居て、不思議に夢を叶えてくれた、かあ。ほんとにそう思うね」
ユーミンなんて聴きそうにないニーナが、モンブランをつつきながらそう言った事に、あたしはびっくりした表情をしていたのだろう。ニーナは一瞬あたしの眼を見て、「魔女の宅急便はジブリで一番好きなんだよ」と笑った。
「え、あれ、『耳をすませば』じゃないっけ?」
「違うってそれは、カントリーロード」
「あああ、そーだあ、間違えてた」
「なにを?」
「歌」
「別にいーじゃん、あんたの歌なんてどうでも」
言葉は冷たいけれど、ニーナが言うそれは、励ましの言葉だってことにあたしは気付いている。イチゴがたくさん乗ったタルトを頬張りながら、テーブルの下でニーナの足を蹴ると、蹴り返してきた。

「あのさあ」
休憩時間が終わるニーナに合わせて、一緒に店を出ると、おもむろにニーナが振り返った。
「今週末ヒマなら、うち来なよ。慰めてあげるから」
「・・・なに、慰めるって。別に落ち込んでないよ?」
「ヒマ?」
「ヒマだけど、ニーナ。あたし、」
「じゃあおいで。実家からカニ届いたから、鍋しよ」
うそ、カニ!? 叫んだあたしに、ニーナは甲高く笑った。ニーナの笑い声は、路地に響く。あたしたちは舌を甘くさせたまま、一番最初にカニを食べたのはいつだったかという話題についで熱く語り合った。(ちなみにあたしは、中学2年の時、北海道への修学旅行で。ニーナは3歳の時だった。)



PM 15:30 【帰宅】


 いい具合に日も暮れてきたし、DVDが見たいから帰ることにした。ひさしぶりにゆっくりと街をまわって、大満足。玄関で鏡を見ると、きらりとピアスが光って揺れた。エリーへのプレゼント、ママへの電話、面白いDVDに、ニーナと鍋の約束。素敵な半日だ。あたしはワンピースを着たままで、ベランダに行き、先輩に貰ったいいにおいのする煙草を一本だけ吸った。
 それから部屋着に着替えて、『ショーン・オブ・ザ・デッド』を見る。ニーナの好きそうな映画だ、と思いながら、帰り道にあるコンビニで買ったミルクティーを飲みつつ観賞する。時折声を出して「くだらな!」と笑ったりして、ちゃちなグロシーンににやついた。おもしろい。その後で続けざまに邦画を見たけれど、こっちは妙に凝り固まっていて、あたしの好みじゃあなかった。プレーヤーから取り出しながら、少し唸る。



PM 19:00 【肉じゃがとジュンちゃん】


 自分の為に料理を作るっていうのは、めんどくさいことだとおもう。でも今日は特別、あたしを甘やかしてあげる日だから、あたしは肉じゃがを作った。こっちで独り暮らしを始める際に、ママが手書きでくれたレシピを見ながら、慎重に作っていく。じゃがいもの皮をむいたりにんじんを切ったりするのは随分とひさしぶりな気がして、思わず苦笑した。このレシピだって、はじめて使ったっての。
 できた肉じゃがは、不格好で決まらない外見だったけど、案外美味しかった。ママの味とまではいかないけれど、それに近いものを感じる。TVを付けて夜のバラエティ番組を見ながら、炊いたばかりの白ご飯と一緒に頂いた。よく咀嚼していると、不意に携帯のバイブ音が聞こえる。膝をついてずるずる鞄まで移動し、携帯のストラップを引っ張ってそれを取りだした。

(メール、)
お箸を口に挟んだまま、慌てて受信ボックスをチェックする。

 ジュンちゃんだった。バンドマンのジュンちゃんとは結構疎遠になっていて、ときたま、こういうライブ案内が来るだけの仲になっている。(紛らわしいことすんなよ!)ジュンちゃんに罪はないけれど、ちょっとむかついて、携帯をベッドに放り投げた。



PM 21:00 【あわあわマンゴー】


 ご飯のあと、だらだらとTVを見たり漫画を読んだりしているうちに、時刻は回っていた。だらしなく身を預けていたベッドから起き上がって、バスルームに向かう。腕まくりをして、ジャージの裾を折り上げ、丹念にバスタブを洗った。掃除用のシャボンが粟立って、指先に出来た傷にちょっと沁みる。傷なんていつ付けたんだろう、と考えようとして、やめた。どうせさっきの料理中だ。気がつかないくらいの傷なんてないのと一緒。ごしごしと水垢を拭いながら、カントリーロードを英語で口ずさんだ。うろおぼえだから、わからないところは適当に、それっぽく。
 お風呂にお湯を張っている間に、歯を磨いて、着替えを準備し、ニーナがくれたバスグッズを漁る。確か、疲労回復とかそういう効能がある、なんかがあったはず。探っていると、「あわあわマンゴー」といううさんくさいものを見つけた。あわあわ、って、つまりはジャグジーってこと? しかもマンゴーって、なんで、お風呂で、マンゴー。ニーナのセンスはちょっと変。(それともこれってボケてんの? ツッコんだらいいの?)



PM 21:15 【バスタイム】


 しっかりお湯の温度を確認してから、「あわあわマンゴー」の固形剤を放り込んだ。瞬間、しゅわしゅわとマンゴーの形をしたそれが暴れ出す。あたしはそれから視線を逸らさないで、防水スピーカーの中に入ったiPodの曲を聴きつつ頭を洗う。シャンプーは念入りに流して、トリートメントを塗りたくる。髪の毛をざっとバレッタでまとめてから、体を洗い、バスタブに飛び込んだ。
 あたたかくて、あわあわ、そんで、マンゴーのにおい。あわあわマンゴー、意外にいい仕事するじゃないの。湯船いっぱいに広がったきめ細かい泡を、まるで映画みたいにふうっと吹いたりして、ひとりできゃっきゃと笑う。iPodからはしっとりしたバラードが続いていて、ランダム再生が空気を読んでくれないことに不満を覚えた。
「ハッピーソングが聴きたいのよ、あたしは」
iPodに話しかけると、聞こえないふりをしてるみたいに、次の曲もバラードを流される。(このやろう、濡らしてやろうか。)(いやでも、困るのはあたしだ。出勤の時に耳が寂しい。)

 じっくり汗をかいて、泡だらけのバスタブで遊ぶことにも飽きて、トリートメントを流す作業に移る。これはちゃんと洗い流さないと、髪の毛が乾きにくくなっちゃうから、正念場だ。丁寧に丁寧に、何度もお湯で流しながら指で梳いた。これで明日はつるつるよ。前かがみになって髪を流していたあたしが不意に顔をあげると、バスルームの鏡には貞子が映っていた。貞子、リング、リングの曲って、なんだっけ。iPodは今更、あたしの大好きなレッド・ホット・チリ・ペッパーズを流し出した。(おっせーよ、もう出るよ!)



PM 22:30 【就寝】


 明日からまた仕事、が始まる。普段ならめんどくさいから絶対にしないブローをやって、パーマを慎重に乾かすと、本当に天使みたいなキューティクルが浮き出てきた。なんだあたしは天使だったのか。てろてろりーん、じゃあこんなところに居る場合じゃないな、天国に帰らないと。(あっリングの曲、思いだした、くーる、きっとくる~、)(キー高い、出ないっちゅーの)

 あたしは今日という1日を満喫した。もう十分楽しんだから、昨日の涙は無駄じゃない。あたしの告白は「あわあわマンゴー」の泡みたいにきめ細かかったけど、シャボン玉より弱くって、すぐに割れちゃったんだ。あたしが逢って言った「好きです」も、彼の「考えとく」に流されて、結局メールの1文で終わりを告げたんだもん。

―ゴメン、恋人としては見れない。


「・・・じゃあなんでデートしてくれたの。なんでいっぱい電話してくれたの。メールしてくれたの。なんで、なんで、セックスしたの!」


 喚いても何も変わらないっていうのに、あたしは部屋中いっぱいに響くくらいに叫んだ。わかってる。ほんとはぜんぶわかってる。彼があたしを誰かの代わりにしようとしたことも、セックスなんて好きじゃなくてもできるってことも。(たとえあたしはそうじゃなくても、彼はそうなんだ。ただのダッチワイフみたいなもの。)
 あー、あたし、また泣く。なんだよ、今日、楽しかったくせに。明日がんばって仕事行って、そんで、週末まで耐えたら、ニーナの家でカニ鍋食べて・・・、たぶんまた泣くんだろうな。そんでニーナはきっと、「失恋と酒に酔おうよ」と笑ってくれる。


「あ、あたしは生きてるんだー、ぐすっ」


明日は、晴れますように。



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